はじめに:「勉強時間がない…」は、僕たちの合言葉でした
「仕事と課題に追われて、国試の勉強なんてできるわけがない…」
「まとまった勉強時間が取れなくて、どんどん周りに置いていかれる気がする…」
仕事、家事、育児、そして学校の課題。
毎日を必死に乗り越えている、かつての僕と同じ境遇のあなたへ。
時間がないのは、痛いほどわかります。僕もそうでした。
でも、大丈夫。**「時間の作り方」と「時間の使い方」**を少し工夫するだけで、合格への道は必ず開けます。
この記事では、僕が実際に通信制看護学校時代に実践し、国試合格を掴み取った**「時間管理術」と「スケジュールの立て方」**の全てを、具体的にお話しします。
大前提:「10分のスキマ時間」は「最高の勉強時間」である
まず、一番大切な心構えからお話しします。
それは、「まとまった時間がなければ勉強できない」という思い込みを、今日限りで捨てることです。
僕たち社会人学生にとって、平日2〜3時間の勉強時間を確保するのは至難の業。
だからこそ、**「10分でも時間があれば、それは立派な勉強時間だ」**と考えるのです。
「たった10分で何ができるの?」と思うかもしれません。
できます。スマホアプリを使えば、国試の過去問が3〜4問は解けます。その積み重ねが、とんでもない力になるのです。
僕が実践した、具体的な「スキマ時間」活用術
僕が実際に毎日やっていた、具体的な勉強法をご紹介します。
1. 通勤中・休憩中は「看護roo!国試」アプリ一択
これはマストアイテムです。特に僕が毎週欠かさなかったのが、週末に配信される**「看護roo!模試」**。
- 毎週24問の実力試しができ、自分の現在地(順位)がわかる。
- 途中で中断&再開も可能なので、細切れ時間で少しずつ進められる。
- 国試は相対評価。 常に上位半分以上をキープすることを目標にすればOK!
仕事の休憩中にスマホで1問だけ解く。これだけでも「自分は国試の勉強をしている」という意識が途切れず、勉強習慣を身につける上でめちゃくちゃ意味がありました。
2. ながら時間は「耳」で勉強する
食器洗いや洗濯物を干している時間、ただの家事の時間で終わらせるのはもったいない。僕は、YouTubeでたばえもんさんの動画を、イヤホンでひたすら聞き流していました。
- たばえもんさんの動画は神: 前半が丁寧な解説、後半が問題演習という形式が多く、知識のインプットに最適。
- 倍速再生がオススメ: 慣れてきたら1.2〜1.5倍速で聞くと、さらに効率が上がります。
皿洗いをしながらでも、耳は勉強できる。この「ながら勉強」が、僕の知識の土台を支えてくれました。
3. 模試を受けたら、苦手分野を「YouTube」で潰す
模試は、受けっぱなしでは意味がありません。必ず**「苦手分野を特定する」**ためにあります。
そして、苦手な分野が見つかったら、またまたたばえもんさんのYouTubeの出番です。彼のチャンネルには、疾患ごと、分野ごとに神解説動画が山ほどあります。
苦手分野の動画を、理解できるまでひたすら見る。これを繰り返すだけで、弱点は確実に強みに変わります。
挫折しない「スケジュールの立て方」3つのコツ
コツ①:まず「絶対動かせない予定」から埋める
仕事のシフト、子どもの行事、家族との約束など、絶対に外せない予定をカレンダーに最初に入れてしまいます。
コツ②:「勉強しない日」をあらかじめ決めておく
これが一番大事かもしれません。
「毎日絶対に勉強する!」と決めると、できなかった日に自己嫌悪に陥ってしまいます。
週に1〜2日は、**「勉強してもしなくてもいい日」**を作るのです。その日の気分で、休んでもいいし、勉強してもいいし、家族サービスをしてもいい。この「余白」が、心の余裕を生みます。
コツ③:頑張る日と、最低限の日を決める
- 何もない休日: 2〜3時間(国試直前は5〜6時間)は集中する日
- 仕事のある日: 最低10分、アプリで1問でも解けばOKの日
「自分、余裕もたせすぎかな?」と思うくらいが、長丁場の国試対策を乗り切るにはちょうど良いのです。
最後に。頑張れない日があっても、自分を責めないで
ここまで色々とお話ししましたが、とはいえ人間です。
疲れてどうしても勉強できない日、やる気が出ない日も、必ずあります。
そんな日があっても、絶対に自分を責めないでください。
あなたは、仕事や家事・育児という、それだけで十分に大変な役割を果たしています。
その上で「勉強しよう」と思えている。
その事実だけで、あなたはもう、とんでもなく素晴らしいのです。
時には家族に「今日だけ洗い物お願いできないかな?」と頼ってみるのもいいでしょう。(もし断られても、文句は言わないのが夫婦円満の秘訣です笑)
完璧じゃなくていい。一日一問でもいい。
着実に前に進んでいる自分を、どうかたくさん褒めてあげてください。
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