通信制の看護学校に通う方の多くが活用できるのが、「専門実践教育訓練給付金」です。
私も実際にこの制度を利用して、81万9,000円の給付金を受け取ることができました。
この記事では、申請手順から注意点まで、実体験をもとに詳しくまとめます。
教育訓練給付金とは?
教育訓練給付金は、厚生労働省が実施している制度で、対象の講座を修了した際に支給される返金不要の給付金です。
最大3年間で最大112万円まで支給される太っ腹の制度ですね。(通信制の看護学校は2年のため、最大まで出ることはないです)
対象者は?
以下の条件を満たすと、申請できます。
- 雇用保険に通算2年以上加入している(初回申請時)
- 教育訓練給付制度の対象講座であること
- ハローワークで事前に「受講前キャリアコンサルティング」を受けること
※出産・育休などでブランクがある場合でも、特定の条件で対象になることがあります。
申請の流れ(入学前からの手順)
- 通学予定の看護学校が対象講座か確認
⇒ 厚労省の「教育訓練給付制度 検索システム」で確認できます。 - ハローワークでの事前申請(キャリアコンサルティング)
⇒ 入学の1ヶ月以上前に、ハローワークで面談予約を取ります。
※これを忘れると給付金は一切受け取れません。 - 「受講前申請書類一式」を提出
⇒ 申請用紙・講座のパンフレット・本人確認書類など。 - 入学後は、修了ごとに申請(半年ごと)
⇒ 成績表、在籍証明、領収書などを提出。
注意点
- 「事前申請をしないと一円も受け取れない」ので要注意!
- 定められた出席率や単位取得の条件を満たさないと給付金が減額されます。
- 申請・提出期限を過ぎると対象外になります。
- 給付金は半年ごとに分割支給。まとまって入るわけではありません。
まとめ
通信制の看護学校は決して安くないですが、教育訓練給付金を活用することで、かなり負担を減らせます。
ただし、申請のタイミングやルールはやや複雑なので、入学が決まったらすぐにハローワークに行くことが鉄則です。
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