通信制看護学校で看護師を目指す中で、避けて通れないのが「臨地実習」。
この記事では、筆者が実際に体験した実習の様子や、感じたこと、注意点などをリアルにお伝えします。
実習の基本スタイルは「シャドーイング」
通信制の実習は、**基本的に指導者や当日の担当看護師について回る「シャドーイング形式」**で進みました。
- 指導者がいない日は、その日に割り振られた看護師さんに付いていく
- 事前準備として「体調管理表(体温・症状・勤務状況)」を記入
- 看護目標はシラバスに沿って自分で具体化
看護技術については、「やってもいいですか?」「持ってもいいですか?」と確認しながら行うスタイル。
荷物運びや車椅子の空気入れなど、患者さんに直接触れないサポートが中心でした。
時にはおむつ交換や入浴介助を手伝うこともありましたが、無理にやらされることはなく、あくまで「確認してから」のスタンスでした。
指導者の関わり方は病院によって差がある
実習中、指導者が看護目標について深く突っ込んでくることはほとんどありませんでした。
ただし、これは病院による差が大きく、他の学生からは「目標についてガンガン質問された」という話も聞きました。
辛かったこと:放置やシャットアウトされることも…
実習中に辛かったのは、以下のような対応をされた時です。
- 1時間以上放置される
- 「私につかない方がいいよ」と言われ、勝手にいなくなる
- 処置のタイミングでカーテンを引かれ、見学すらさせてもらえない
こうした扱いを受けると、やはり落ち込みますし、「何のために来たんだろう」と感じてしまいます。
ただ、こうした体験も“通信ならでは”というわけではなく、実習先によって差があるようです。
実習は立ちっぱなし!腰痛対策はマジで必須
通信制学生の多くは実習の翌日に仕事があることも珍しくありません。
筆者も実習翌日、軽い患者さんを移乗したときにぎっくり腰になってしまいました……。
✔ おすすめグッズ:腰椎ベルト(マックスベルトなど)
実習中は動かずに立っている時間も長いため、腰への負担は大きめ。
腰痛対策グッズの準備は必須です!
一番印象に残ったのは「母性看護学実習」
中でも印象深かったのは母性の実習です。
- 実際にお産を見学
- 助産師さんたちの連携・対応が本当に素晴らしかった
- 赤ちゃんもめちゃくちゃ可愛かった!癒し!
1ヶ月くらい母性実習したかったと思えるほど、学びと感動の詰まった時間でした。
まとめ:通信の実習は「病院次第」。でも得られる学びは本物
通信制看護学校の実習は、シャドーイング形式が多く、指導の濃さも施設によってさまざまです。
放置されるなどの辛い場面もありますが、良い出会いや貴重な学びもたくさんあります。
そして、体調管理と腰痛対策は絶対に忘れずに!
これから実習を迎える通信制の学生さんの参考になれば嬉しいです。

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