准看護師から正看護師を目指す理由に「お給料があがるから」というのは大きな理由だと思います。
そこで今回は准看護師と正看護師で一体どのくらい生涯年収に差が生じるのか?を考えてみたいと思います。
1. 正看護師と准看護師の平均年収
厚生労働省の統計によると、看護師の平均年収は以下の通りです。
- 正看護師の平均年収:約508万円
- 准看護師の平均年収:約418万円
単純計算で年間90万円の差があります。 しかし、この差は長年積み重なることで大きな金額になります。
2. 年齢別の年収差をシミュレーション
それでは、40歳、50歳、60歳で正看護師になった場合、定年(65歳)までにどれくらいの年収差が生まれるのかを計算してみましょう。
年収ベースでの生涯収入の差
正看護師になる年齢 | 残りの勤務年数 | 正看護師の累計年収 | 准看護師の累計年収 | 年収の差額 |
---|---|---|---|---|
40歳 | 25年 | 1億2,700万円 | 1億450万円 | 2,250万円 |
50歳 | 15年 | 7,620万円 | 6,270万円 | 1,350万円 |
60歳 | 5年 | 2,540万円 | 2,090万円 | 450万円 |
40歳で正看護師になれば、定年までに2,250万円もの差が生まれます。
手取り年収を考慮した場合の生涯収入の差
手取り収入を計算するために、
- 年収500万円の場合、手取りは約400万円(80%)
- 年収400万円の場合、手取りは約320万円(76%) と仮定します。
正看護師になる年齢 | 残りの勤務年数 | 正看護師の累計手取り | 准看護師の累計手取り | 手取りの差額 |
40歳 | 25年 | 1億円 | 8,000万円 | 2,000万円 |
50歳 | 15年 | 6,000万円 | 4,800万円 | 1,200万円 |
60歳 | 5年 | 2,000万円 | 1,600万円 | 400万円 |
手取りベースでも、
- 40歳で2,000万円
- 50歳で1200万円
- 60歳で400万円
これだけの手取りが違ってきます。そしてさらなるメリットがあります。
3. 早く正看護師になるメリット
年収の差だけでなく、早く正看護師になることで得られるメリットも大きいです。
① 老後資金の準備がしやすい
手取り収入が増えることで、貯蓄や投資に回せるお金が増えます。 老後資金をしっかり確保できるので、定年後も安心して生活できます。
② ボーナスや退職金にも影響
一般的に、正看護師の方がボーナスや退職金が高くなりやすいです。 退職金制度がある職場では、最終的な生涯収入の差がさらに広がる可能性があります。
③ キャリアの選択肢が広がる
訪問看護師や管理職など、正看護師の資格があることで選べる仕事の幅が広がります。 将来的に独立を考えている場合も、正看護師の資格があるほうが有利です。
4. まとめ:できるだけ早く正看護師を目指そう!
正看護師になる年齢 | 定年までの手取り差額 |
40歳 | 2,000万円 |
50歳 | 1,200万円 |
60歳 | 400万円 |
40歳で正看護師になれば、生涯で2,000万円の手取り収入の差が生まれます。 できるだけ早く資格を取得することで、年収の面でもキャリアの面でもメリットが大きいです。
そして僕は学校に行く理由がお金やキャリアだけではなく、学校に通い素敵な仲間に出会えること、挑戦しやり遂げたときの達成感、勉強する楽しさ(苦しさ)も味わえることも醍醐味だと思っています。
皆様にとって素敵な選択ができますように!


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