通信制の看護学校は、働きながら正看護師を目指せるメリットがある一方で、学習の進め方次第では留年や退学のリスクもあります。実際に、私の学校では1〜2割ほどの学生が留年・退学していました。
そこで今回は、通信制の看護学校で留年する人の特徴と、その対策について解説します。
1. 課題の締切に間に合わない人
通信制の学校では、課題の提出期限が厳しく設定されています。どんなに忙しくても、期限内に提出しなければ単位を落とすことになります。
なぜ間に合わないのか?
- 仕事や家庭の事情で学習時間が取れない
- 「完璧に仕上げてから提出しよう」と考えすぎてしまう
- 提出期限を忘れてしまう
対策
- 提出が最優先!とにかく期限内に出す(中身が不十分でもOK)
- 提出スケジュールをカレンダーやリマインダーで管理する
- 仕事が忙しい人はスキマ時間を活用し、小分けで課題を進める
※ ただし、未解答で提出すると未提出扱いになる場合があるので注意!もし再提出になった場合は、そのときにしっかりやり直しましょう。
2. 課題で合格がもらえない人
課題の採点では、先生がフィードバックをくれます。再提出になったときに、そのコメントをしっかり反映できないと、最終的に不合格となり、単位を落とすことになります。
よくあるNGパターン
- 先生の指摘を無視して適当に修正する
- どこを直せばいいのか分からず、そのまま提出する
- 何度も同じミスを繰り返す
対策
- 先生のコメントをしっかり読む(どこが間違っているかを確認)
- 過去の課題を見直し、同じミスをしないようにする
- どうしても分からない場合は、同級生や先輩に相談する
再提出は時間も取らるし再提出にお金がかかります。でも再度勉強チャンスです!
そしてしっかり修正すれば合格できるので、諦めずに取り組みましょう。
3. 実習でやらかしてしまう人
通信制の学校でも、実習は避けて通れません。実習での問題行動が原因で、留年や退学につながることがあります。
実習でのNG行動
- 指導者(プリセプター)や病院スタッフへの態度が悪い
- 「この病院のやり方はおかしい」など、上から目線の発言をする
- やる気のない態度を見せる(スマホを触る、指導を聞かない など)
- 失敗したときに言い訳ばかりして、反省しない
特に注意したいのは、指導者が年下だった場合の態度です。通信制の学校には社会人経験がある人が多いため、「年下の指導者に教わるのはちょっと…」と感じる人もいるかもしれません。しかし、指導者は実習をスムーズに進めるためにサポートしてくれているので、敬意をもって接することが大切です。

僕の学校では指導者さんを叩いて実習中止になった人がいるという噂がありました。暴力ダメ!絶対!
対策
- 指導者への敬意を忘れない(年齢ではなく、立場を尊重する)
- 失敗しても言い訳せず、素直に受け止めて学ぶ姿勢を持つ
- わからないことがあれば、積極的に質問する(消極的すぎるのもNG)
実習では、「どれだけ知識や技術があるか」よりも、「態度・姿勢」が評価されます。指導者やスタッフとの関係を良好に保つことが、実習をスムーズに進めるカギになります。
まとめ:留年しないために大切なこと
通信制の看護学校で留年する人の特徴は、主に以下の3つです。
特徴 | 原因 | 対策 |
---|---|---|
課題の締切に間に合わない | 忙しい、完璧主義、忘れる | 最優先で提出、リマインダー活用 |
課題で合格がもらえない | 先生の指摘を無視、同じミスを繰り返す | コメントをしっかり反映、同級生に相談 |
実習でやらかす | 態度が悪い、指導者に反発 | 敬意をもつ、素直な姿勢を心がける |
通信制の学校では、自己管理がすべてです。「忙しいからできなかった」「実習先の指導者が厳しすぎる」などの言い訳をしてしまうと、学習が進まず、最終的に留年につながってしまいます。
「期限を守る」「素直に学ぶ」「最低限の礼儀を持つ」
この3つを意識して、スムーズに卒業できるように頑張りましょう!