「いつか通信制の看護学校に行こう」と考えている方も多いと思います。しかし、先延ばしにすることで思わぬ負担が増える可能性があります。今回は、早めに進学を決断したほうが良い理由について解説します。
1. 物価が上昇している
近年、物価の上昇が続いており、学費や実習時の宿泊費なども高くなる可能性があります。実際、私が実習で前泊したとき、都内のホテルは素泊まりで1万円が普通でした。今後、さらに値上がりすることが予想されるため、学費や関連費用が比較的安いうちに進学するのがおすすめです。
2. 制度変更でカリキュラムが増える可能性がある
現在、准看護師から看護師への進学要件が変更されており、私が入学した年には「准看護師歴10年以上」から「7年以上」へと短縮されました。その結果、学校のカリキュラムが変更され、放送大学で取得しなければならない単位が増えたり、授業日数が増えたりしました。
さらに、今後5年に短縮されると、より多くの単位や授業日数が必要になる可能性があります。負担が増える前に進学するほうが、スムーズに資格取得ができるでしょう。

経験年数が10年必要だったときは24日間(8領域✕3日)の面接授業日数でしたが、経験年数が7年間に短縮されて34日間(8領域✕3日+10日間)と10日間も授業日数が増えました
参考: 厚生労働省の資料
3. 年齢とともに記憶力が低下する
学習には記憶力が欠かせません。年齢を重ねると、どうしても暗記力や集中力が落ちるため、若いうちに進学したほうが効率よく勉強できます。特に、仕事と学業を両立する場合、体力も重要な要素です。できるだけ早めに進学し、負担を軽減しましょう。
4. 通信制の看護学校が閉鎖してきている
近年、通信制の看護学校の数が減少しており、選択肢が限られてきています。希望する学校がなくなる前に進学を決断することが重要です。
5. 働きながらの学習は体力勝負
看護師の仕事は体力を使います。特に夜勤をこなしながらの学習は、若いうちのほうがこなせる負担が少ないです。年齢を重ねると疲労回復に時間がかかり、勉強時間を確保するのが難しくなります。
6. 制度変更のリスク
今後、入学条件がさらに厳しくなったり、看護教育の仕組みが変わったりする可能性があります。現在の制度のうちに進学すれば、確実に資格を取得できるメリットがあります。
7. 准看護師の将来性が不透明
准看護師制度の存続が議論されています。看護師資格を早めに取得することで、キャリアの選択肢を広げることができます。
8. 家庭やライフイベントの影響
結婚や出産、介護などのライフイベントがあると、学業に専念しにくくなります。できるだけ身軽なうちに進学し、計画的に資格取得を目指すのが理想です。
まとめ
通信制の看護学校への進学を考えているなら、早めに行動することが大切です。物価上昇や制度変更、体力や記憶力の問題など、後回しにすることで負担が増える可能性があります。「いつか」ではなく「今」決断し、スムーズに資格取得を目指しましょう!


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