私は、通信制の看護学校に通いながら、放送大学で23科目を履修して看護師を目指しました。
「どれくらいお金がかかるのか?」と心配している方も多いと思いますので、実際にかかった費用をすべて公開します。
先に結論をお伝えすると、かかった費用の総額は1,745,906円でした。
ただし、教育訓練給付金(第2種)を活用したことで、819,000円が支給され、自己負担は実質約93万円に抑えることができました。
給付金を活用しない場合は、170万円前後の貯金があると安心です。
給付金を活用できる方は、100万円前後の準備があれば対応できると思います。
放送大学にかかった費用(23科目分)
私は放送大学で、必要な単位を取得するために23科目を受講しました。
- 入学金(選科履修生):9,000円
- 授業料(23科目 × 12,000円):276,000円
合計:285,000円
放送大学の授業料はシンプルで、1科目あたり12,000円と決まっています。
学費は比較的安めですが、数が多くなるとやはりそれなりに負担があります。
通信制の看護学校にかかった費用(2年間)
通信制看護学校に関しては、授業料だけでなく実習や健康診断、交通費などもかかりました。
- 受験料:20,000円
- 入学金:300,000円
- 通信費(2年分):10,000円
- 授業料(2年分):735,000円
- 教科書代:110,000円
- 白衣・ナースシューズ:6,000円
- 感染症抗体検査:17,000円
- 健康診断(2回):12,000円
- 再試験6回分:12,000円
- 登校日の交通費(38回分):45,000円
- 国家試験受験料:5,400円
- 実習用スーツ:5,000円
- 実習用カバン:3,184円
合計:1,280,584円
最も大きな出費は授業料と入学金でしたが、再試験費用や健康診断など、細かい出費も積み重なるとけっこうな額になります。
特に教科書代は新品中心だと10万円以上かかるので、中古やお下がりも活用するのがおすすめです。
参考書にかかった費用
看護師国家試験や実習対策のために、多くの参考書を購入しました。新品・中古を組み合わせています。
【新品】
- クエスチョン・バンク(QB)シリーズ:6,490円 + 必修版3,190円
- RB、プチナース関連書籍、疾患別看護過程、小児科の『病気が見える』など:約24,000円
【中古】
- プレパレーション、臨地実習ナビ、病気が見える(婦人科)、過去の予想問題集など:計14,899円
合計:49,419円
中古で探したり、先輩から譲ってもらったりすることで、費用をかなり抑えられました。新品で揃えると5〜6万円はかかると思います。
実習や国家試験時の宿泊・交通費
私の場合、実習先が遠方だったため、ホテル代と交通費もかかりました。
- 宿泊+交通費(実習・国家試験関連):118,403円
ホテルはビジネスホテルを使い、少しでも安くなるように早割なども活用しました。
もし実家から通えない距離で実習がある場合、この部分の出費は覚悟しておくといいです。
看護師免許申請にかかった費用
- 収入印紙(免許申請用):9,000円
- 健康診断書の費用:3,500円
合計:12,500円
最後の最後にかかる費用なので忘れがちですが、必須項目です。
健診は通っている施設でお願いすることもできるので、安く済ませる方法を探すと◎です。
教育訓練給付金を使えたおかげで…
私が通った通信制の看護学校は、「専門実践教育訓練給付金」の対象だったので、最大で81万9,000円の給付金を受け取ることができました。
この制度は、雇用保険の加入期間が2年以上あると対象になることが多く、事前申請が必要です。
ハローワークで手続きをすれば、入学前に受講資格の確認ができます。
対象になる方は、ぜひ活用してください!
最後に:これから通信制の看護学校を目指す方へ
通信制看護学校+放送大学の学びは、しっかり計画して準備すれば働きながらでも目指せる進路です。
ですが、想像以上に細かい出費が多く、全体では100〜170万円ほどの費用がかかります。
私は、「教育給付金+中古の参考書+宿泊費の節約」でかなり助けられました。
これから進学を検討している方は、まずどこまで給付金が使えるかを確認し、毎月いくら貯金できるかを逆算して計画してみてください。
応援しています!
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