「もう歳だから、今さら正看護師なんて…」
そう思ってキャリアアップをあきらめていませんか?
実は、働きながら看護師資格を目指す「通信制看護師養成所(2年課程)」の世界では、**40代・50代が「主役」**なんです。
今回は、厚生労働省の最新データをもとに、「年齢の壁」なんて存在しない、准看護師ステップアップのリアルな現状をお伝えします。 さらに、2026年(令和8年)4月から始まる**「実務経験5年への短縮」**というビッグニュースも合わせて解説します。
1. データが証明!「40代からの挑戦」がスタンダード
あなたが「遅いかも」と思っているその年齢、実は通信制では「平均」かもしれません。厚生労働省の調査データを見てみましょう。
① 入学者の「約半数」は40代です
資料によると、通信制課程に入学する学生の年齢構成で最も多いのは**40代で、全体の約5割(48.5%)を占めています。 次いで30代(31.3%)、そして50代も1割以上(16.0%)**います。
つまり、クラスメイトの半分は同世代。20代の学生はわずか数パーセントしかいません。 「若い子ばかりで浮いてしまうかも…」という心配は無用です。ここは、大人がもう一度学ぶための場所なのです。
② 子育てが落ち着いた「今」が始めどき
この年齢構成は、多くの方が子育てや家庭が一段落したタイミングで、ご自身のキャリアと向き合っていることの現れと言えるでしょう。 同じ境遇の仲間と一緒に学べることは、大きな励みになります。
2. 【速報】入学要件が「実務経験5年」へ短縮決定!
ここで、これから進学を考える皆さんにとって非常に大きなニュースがあります。 これまで通信制課程への入学には「7年以上」の実務経験が必要でしたが、これが**「5年以上」に短縮**されることが決定しました!
- 適用開始:2026年(令和8年)4月入学生から
なぜ「5年」になったの?(国のデータより)
「経験年数が減って、技術力は大丈夫?」と思うかもしれませんが、安心してください。国(厚生労働省)の調査で、以下のことが分かっています。
- 技術力に差はない: 実務経験「5年以上7年未満」の准看護師と、「7年以上」の准看護師で、看護技術の習得状況に差は見られなかった。
- 現場の評価: 看護管理者の多くが、「准看護師は概ね半年から5年で実技能力を習得する」と評価している。
つまり、**「5年現場で頑張ったあなたには、看護師になるための十分な基礎力がある」**と国が認めたということです。 「あと少し経験年数が足りない…」と待機していた40代・50代の方にとって、すぐに動き出せる絶好のチャンス到来です。
3. 「仕事と両立できる?」の不安を解消するリアル
年齢と同じくらい気になるのが「働きながら続けられるか」という点でしょう。これについてもデータが答えを出しています。
① 9割以上が「働きながら」学んでいます
入学後の就労状況を見ると、95.3%の学生が就労しています。仕事を辞めて学校に専念する人はごく少数派です。
② しかも、ほとんどが「フルタイム(常勤)」
さらに、働いている学生のうち**92.9%が「正規職員(常勤)」**として勤務しています。 「パートにならないと無理かな」と考える必要はありません。多くの先輩が、今の雇用形態を維持したまま資格取得を目指しています。
4. お給料はどのくらい違うの?について
厚生労働省の統計によると、看護師の平均年収は以下の通りです。
- 正看護師の平均年収:約508万円
- 准看護師の平均年収:約418万円
コンソメ僕は准看護師の年収が460万円程度でしたが、正看護師となり、500万円を突破しました。
通信の看護学校にかかった自己負担は実質約93万円だったので、数年で元がとれます。


まとめ:今こそ、あなたの経験を「資格」に変える時
データが示す通り、通信制でのステップアップに「遅すぎる」ことはありません。
- 学生の半数は40代、50代も多数
- 実務経験は「5年」でOKに(2026年4月入学〜)
- 働きながら(しかも常勤で)学ぶことができる
長年培ってきた現場での経験は、何物にも代えがたいあなたの財産です。その経験を「正看護師」という資格に変えて、キャリアの選択肢を広げてみませんか?
まずは、お近くの通信制養成所の資料請求から始めてみましょう。あなたの挑戦を待っている学校は、意外と近くにあるかもしれません。




(注釈) ※記事内のデータは、厚生労働省「看護師養成所2年課程(通信制)の入学要件見直しについて」等の資料に基づきます。 ※実務経験5年への短縮は、2026年(令和8年)4月入学生からの適用となります。詳細は各養成所の募集要項をご確認ください。


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