通信制の看護学校は、働きながら正看護師を目指せる貴重な選択肢です。しかし、入学してからは課題・スクーリング・実習と忙しく、事前の準備がカギになります。
この記事では、実際に通信制の看護学校を経験した私が「入学前にやっておいて本当に良かったこと」「やっておけばよかったこと」を4つに絞ってご紹介します。
目次
1. 放送大学の単位を取得しておく
通信制の看護学校では、放送大学の単位が卒業要件に含まれている場合があります。しかもこの単位、通信の課題や実習と並行して進めるのはかなり大変です。
特に注意したいのが、
- 放送大学の単位は1年生の前期までに取得しなければいけない
- 放送大学の単位が取れないと、看護学校を卒業できず、国家試験合格も無効になる可能性がある
という点です。
対策:
入学前から放送大学の単位を取得しておくのがベスト。入学予定の看護学校と連携して、必要な科目・単位数を確認しましょう。
2. 実習に向けたワクチン接種を済ませる
実習に出るためには、以下のワクチン接種や抗体価の証明が必要です。
- 風疹
- 麻疹
- ムンプス(おたふく)
- 水痘(水ぼうそう)
- B型肝炎
- 結核(ツベルクリン反応や胸部レントゲン)
これらは、入学後に血液検査で抗体価を調べられ、不足していれば追加接種が必要になります。
対策:
抗体価が不十分な場合は、実習前までに追加接種が必須です。入学が決まったら、早めに内科やワクチン外来でチェックを受けましょう。
3. 歯の治療や持病の対策
看護学生として忙しい日々を送る中で、歯の治療や体調管理は後回しにしがちです。
- 歯の治療は数ヶ月単位で通う必要があることも
- 実習中に痛みや通院が必要になると大きな負担に
また、持病がある方は、事前に主治医と相談して実習期間に備えた治療・調整をしておきましょう。
4. 家族の協力体制を整える
通信制といっても、2年間で約66日間(人によってはそれ以上)、登校が必要です。スクーリングや実習で月に6日以上学校に通う月もあります。
特に、家事・育児・介護など家庭の役割を担っている方は、家族の協力が欠かせません。
対策:
- 家族とスケジュールを共有する
- 子どもの行事(授業参観・運動会など)に代わりに参加してもらう
- 家事の分担・外注なども視野に入れる
まとめ:早めの準備で、安心して入学を迎えよう
通信の看護学校は、自分の生活と両立しながらキャリアアップできる素晴らしい道です。しかし、事前の準備が不足していると、思わぬ落とし穴にはまってしまいます。
- 放送大学の単位取得
- ワクチン接種
- 歯科・健康管理
- 家族の協力
これらを入学前にクリアしておくことで、安心して学業に集中できます。
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